新生「アルファ・ロメオ・ジュリア」デビュー!!



フィアット クライスラー オートモビルズ(FCA)は2015年6月24日(イタリア現地時間)、新型の「アルファ・ロメオ・ジュリア」をミラノ・アレーゼのアルファ・ロメオ歴史博物館で披露した。1960〜70年代にも登場したアルファ・ロメオの車名「ジュリア」が復活。新たな高性能モデルとしてデビューした。現段階ではサイズは明らかにされていないものの、ボディーのタイプは4ドアセダン。車体の軽量化には強いこだわりが見られ、ドア、エンジン、サスペンションなどの材質にはアルミニウムが、プロペラシャフトやボンネット、ルーフ、シートフレームには炭素繊維が、ブレーキシステムにはアルミとカーボンセラミックが採用されている。パワー・ウエイト・レシオは3.0kg/hp未満で、車体の前後重量配分は50:50。「クアドリフォリオ」の名が冠されるモデルには、フェラーリ出身のエンジニアがチューニングしたという、6気筒ターボが搭載される。最高出力は510hpで、0-100km/hの加速タイムは3.9秒。「アルファ・ロメオ独自のサウンド」もセリングポイントとされている。駆動方式は、FRと4WDの2タイプが用意される。フロントには新開発のダブルウィッシュボーンのサスペンションがおごられ、旋回性能を高めるトルクベクタリング機構も与えられる。走行モードがスイッチ操作で変更できる「D.N.A.システム」もジュリア独自のもので、「ジュリエッタ」や「ミト」に見られる「Dynamic/Normal/All weather」とは異なる「Dynamic/Natural/Advanced Efficient(省エネモード)」の組み合わせとなる。高性能モデルでは、これに「Racing」モードが追加される。インポーターのFCAジャパンによれば、時期や価格は未定ながら、日本市場への導入を予定しているとのこと。